免疫を上げるための自然免疫療法(民間療法)


1. 丸山ワクチン(Maruyama Vaccine)

  • 開発者:故・丸山千里医師(東京医科大学)
  • 概要:結核菌由来の抽出物を用いた免疫賦活剤(免疫を刺激するもの)
  • 特徴
    • がん治療を補助する目的で使われることが多い
    • 厚労省による認可は受けていないが、特別承認制度のもとで使用可能
  • 作用機序
    • 自然免疫(マクロファージやNK細胞など)を刺激し、体全体の免疫応答を高めるとされている
  • 注意点
    • 保険適応外(自費治療)
    • 科学的根拠は一部にとどまっており、標準治療の代替ではなく補助的な位置づけ

2. アガリクス(Agaricus)

  • 概要:ブラジル原産のキノコ(ハラタケ属)
  • 有効成分:β-グルカンなどの多糖体が豊富
  • 期待される作用
    • 免疫細胞(マクロファージ、NK細胞)の活性化
    • 抗腫瘍作用や抗酸化作用が報告されている
  • エビデンス
    • 一部の動物実験や小規模な臨床研究では効果が示唆されているが、明確な治療効果を示す大規模データは不足
  • 注意点
    • サプリメントとして市販されているが、製品ごとに品質にばらつきがある
    • 長期使用や高用量で肝機能障害の報告もあるため、医師と相談しながらの使用が望ましい

3. フアイア・カイジ(槐花/Huái Huā)

  • 概要:エンジュ(槐)の花蕾を乾燥させた中薬(漢方薬)・日本名カイジ
  • 主成分:ルチン(毛細血管強化、抗酸化作用)
  • 中医学での使い方
    • 「涼血止血薬」として、血便や痔出血、血尿などに使われる
    • 一部では血管を強くし、炎症を抑える効果があるとされる
  • 免疫への影響
    • 直接的な免疫賦活作用は明確ではないが、抗酸化作用や抗炎症作用を通じて免疫バランスを整える可能性あり
  • 注意点
    • 他の漢方薬との併用に注意が必要
    • アレルギー体質の方は慎重に使用すべき

💡まとめ:どれが「効果的」?

項目効果の根拠医療現場での使用注意点
丸山ワクチン△(一部の臨床経験あり)がん補助療法で限定使用医師管理下、自費治療
アガリクス△(免疫活性の報告あり)健康補助食品として過剰摂取に注意
フアイア
(カイジ)
◯(中医学で広く使用)消炎・止血目的免疫活性は間接的

すでに多数のエビデンスが出され中国で中医によって処方されているフアイア・カイジは信頼性のある生薬です。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です