ベプデゲストラント(Vepdegestrant)」が、ESR1変異を有するER陽性/HER2陰性進行乳がん患者の無増悪生存期間を有意に改善

Arvinas社とPfizer社の「ベプデゲストラント(Vepdegestrant)」が、ESR1変異を有するER陽性/HER2陰性進行乳がん患者の無増悪生存期間を有意に改善

Arvinas Inc.

Arvinas社とPfizer社が共同開発する「ベプデゲストラント(Vepdegestrant)」は、エストロゲン受容体1(ESR1)変異を有するER陽性/HER2陰性の進行乳がん患者を対象とした第2次治療以降の患者において、無増悪生存期間(PFS)の中央値をフルベストラント(fulvestrant)と比較して2.9ヶ月延長することが、第3相VERITAC-2試験で示され、ASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表されました。

ベプデゲストラントは一般的に良好な忍容性を示し、治療中止は少なく、消化器系の副作用も低頻度でした。

また、ベプデゲストラントは第3相臨床試験で評価された初めて、かつ唯一の「プロタック(PROTAC:タンパク質分解誘導分子)」であり、乳がん患者において臨床的有用性を初めて示した治療薬です。


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