3.初期症状を感じたらどうするか

早めの受診と検診の重要性

乳がんの初期症状に気づいたら、できるだけ早く専門の医療機関を受診することが大切です。例えば、しこりや乳房の変化に気づいてから数週間様子を見ているうちに症状が進んでしまうこともあります。定期的な乳がん検診も重要で、特に40歳以上の方は2年に1回のマンモグラフィー検査が推奨されています。検診で異常が見つかれば、早期発見・早期治療につながるため、不安がある場合は迷わずクリニックを訪ねましょう。

自己検診の方法と注意点

自己検診は自宅でできる簡単な方法ですが、正しいやり方を知ることが重要です。例えば、鏡の前で乳房の左右差や皮膚の変化をチェックし、次に横になって指の腹を使って乳房全体をゆっくりと触りましょう。しこりや硬さ、痛みを感じる部分がないかを確認します。ただし、自己検診で異常を感じてもあまり怖がりすぎず、専門医の診察を受けるための目安としてください。また、生理周期による乳房の変化もあるため、検査は生理後の数日間が適しています。

医師に相談するときのポイント

医師に相談する際は、気になる症状や気づいた変化をできるだけ詳しく伝えることが大切です。例えば、「いつからしこりに気づいたか」「痛みの有無やどんな痛みか」「乳頭からの分泌物の色や量」などを具体的に話すと、医師も的確な診断がしやすくなります。もし過去の検診結果や家族歴があれば、それも伝えておくと良いでしょう。質問や不安に思うことは遠慮せずに相談し、納得できるまで話すことが、安心して治療を進めるポイントです。


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