2.見逃しやすい初期症状のポイント

皮膚の変化やえくぼ状のくぼみ

乳がんの初期症状は、しこりや痛みだけでなく、乳房の皮膚に現れる変化にも注意が必要です。例えば、乳房の皮膚に「えくぼ」のようなくぼみや、みかんの皮のようなブツブツした凹凸ができることがあります。これは、がん細胞が皮膚の下の組織に影響を与え、引っ張ってしまうために起こります。見た目には気づきにくいこともあるので、鏡で定期的に乳房の状態を確認すると良いでしょう。もし皮膚の色が赤くなったり、ただれやかゆみが続く場合も、早めに専門医に相談してください。

乳房の形やサイズの左右差

左右の乳房の形や大きさに突然の違いが出ることも、見逃しがちな乳がんのサインです。例えば、いつもと比べて片方の乳房が明らかに膨らんでいる、または縮んでいると感じる場合は要注意です。こうした変化は腫瘍の成長によって引き起こされることがあり、自己検診の際には左右のバランスを意識して確認しましょう。日常生活で気づきにくい場合は、パートナーや家族にチェックしてもらうのもおすすめです。

わきの下のリンパ節の腫れ

乳がんは乳房だけでなく、周囲のリンパ節にも影響を及ぼすことがあります。特にわきの下にあるリンパ節が腫れると、手で触れてしこりを感じることがあります。わきの下に違和感や痛みを感じたり、丸くて硬いしこりがある場合は早めの受診が必要です。リンパ節の腫れは風邪や感染症でも起こることがありますが、持続する場合は乳腺クリニックで詳しい検査を受けることが大切です。


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