「ときどき乳房がピリッと痛むことがあるけど、大丈夫かな…?」
そんなふうに感じたことはありませんか?特に20〜40代の女性にとって、乳房の痛み(乳腺痛)は意外と身近な症状です。でも実は、その多くは心配いらない原因によるものなんです😊
私の経験からお話しします。
今回は、乳房の痛みの主な6つの原因と、それぞれの対処法について、やさしく解説します🌷
① 生理にともなう乳腺の張り
月経前になると、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の影響で乳腺がふくらみ、胸が張ったり痛みを感じたりすることがあります。
これは“生理痛”の一種で、ほとんどの場合は病気ではありません。
🩹症状がつらいときは、市販の鎮痛薬(カロナールやロキソニン)や、体質に合った漢方薬を使うことで楽になることがあります。
② リンパの流れが悪くなっている
乳房や脇のリンパ液の流れが滞ると、ズーンとした重だるい痛みを感じることがあります。原因の多くは「体重増加」や「脂肪の蓄積」、そして「喫煙」です🚬
特に腕や胸まわりに脂肪が増えると、リンパの流れが悪くなって痛みにつながることがあります。
💡運動やバランスの取れた食事で体重管理をし、禁煙することで、症状の改善が期待できます。
③ 肩こりが乳房の痛みになることも
肩こりの原因になる「僧帽筋」や「大胸筋」は、背中・肩から乳房の奥に広がっている筋肉です。これらがこわばったり血流が悪くなると、乳房の痛みとして感じることもあるんです。
🧘♀️肩まわりのストレッチやヨガ、軽い運動を続けることで血流が改善し、痛みが和らぎます。必要に応じて漢方薬も使えます。
④ 乳がんによる痛みの可能性
「乳がん=痛い」というイメージがあるかもしれませんが、実は初期の乳がんは痛みを感じにくいと言われています。
ただし、腫瘍が大きくなるとリンパの流れを圧迫し、痛みや違和感として自覚することがあります。
💡「しこりを触れる」「乳房の皮膚がひきつれる」「脇に違和感がある」など、普段と違う症状がある場合は、早めにマンモグラフィや超音波検査を受けましょう。
⑤ 乳がん手術後の痛み
乳がんの手術後、創部の組織が下の筋肉と癒着することで、動かしたときに「ピリッ」と痛みを感じることがあります。これは術後何年経っても起こることがあり、慢性痛として悩む方もいます。
🔧当院では、癒着部に生理食塩水を注入したり、筋膜リリースやトリガーポイント治療といった独自の自費診療も行っています。
☘️まとめ:痛みがあるからといって、すぐに深刻に考えすぎなくて大丈夫😊
乳房の痛みには様々な原因がありますが、多くは一時的で自然に治るものです。でも、気になる症状が続く場合は、乳腺外科や専門クリニックで一度相談してみると安心ですね🌸
📝乳房の痛みの主な原因と対処法まとめ
原因 | 症状の特徴 | 主な対処法 |
---|---|---|
生理による乳腺の張り | 張るような痛み、生理前に多い | 鎮痛薬、漢方 |
リンパのうっ滞 | 脇や乳房のだるさ・重み | 運動、食事改善、禁煙 |
肩こり | 鈍く広がるような痛み | ストレッチ、ヨガ、漢方 |
乳がんの進行による圧迫 | しこり、違和感、リンパうっ滞 | 画像検査、受診 |
乳がん術後の癒着 | 動作時のピリッとした痛み | 筋膜リリース、注入療法(自費) |
喫煙・肥満による血流低下 | 持続する不快感・慢性的痛み | 生活改善、禁煙 |
少しでも気になる痛みがあったら、おひとりで悩まず、お気軽にご相談くださいね🩷
あなたの毎日が、心地よく過ごせるお手伝いができればうれしいです🌿
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