🔍【骨密度測定DEXA法とは?】
DEXA法は、現在もっとも精度が高く、世界的に標準とされている骨密度測定法です。
2種類の異なるエネルギーのX線を用いて、骨とそれ以外の組織(脂肪や筋肉)を分けて分析する技術です。
🧠【基本ポイント】
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | DEXA(デキサ)法:Dual-Energy X-ray Absorptiometry |
主な測定部位 | 腰椎(L1〜L4)、大腿骨近位部(特に大腿骨頸部)、前腕骨(測定が困難な場合) |
測定時間 | 約5〜10分程度(部位によって異なる) |
被ばく量 | 極めて少ない(胸部X線の1/10以下) |
特徴 | 測定精度が高く、骨粗鬆症の診断・治療効果の判定に有効 |
💡【DEXA法の利点】
- 高精度・再現性が高い:同じ部位で何度も測定して経過観察ができる
- 骨折リスク評価が可能:腰椎・大腿骨は骨折しやすいため重要
- 測定が短時間で済む:患者の負担が少ない
- 低被ばく:安心して繰り返し測定できる
🦴【骨密度の判定基準(WHO基準)】
DEXAでは、Tスコアを用いて骨密度を評価します。
判定 | Tスコアの値 | 意味 |
---|---|---|
正常 | ≧ -1.0 | 十分な骨密度 |
骨量減少(骨減少症) | -1.0 〜 -2.5 | 骨密度がやや低い |
骨粗鬆症 | ≦ -2.5 | 骨密度が著しく低い(治療対象) |
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