乳がんの遠隔転移(※がん細胞が乳腺から離れた臓器に広がること)が起こる部位は主に以下の4つで、特に骨、肺、肝臓、脳が代表的です。頻度は以下の通り、複数の研究をもとにした一般的な目安です(※個々の症例やサブタイプによって異なります)。
✅ 乳がんの遠隔転移が起こりやすい部位と頻度(目安)
転移部位 | 頻度(目安) | 備考 |
---|---|---|
骨 🦴 | 約 65〜75% | 最も多い。痛みや骨折、骨髄への影響も。 |
肺 🫁 | 約 15〜25% | 呼吸困難や咳の症状が出ることも。 |
肝臓 🧫 | 約 10〜20% | 自覚症状が出にくく、検査で判明することが多い。 |
脳 🧠 | 約 5〜15% | HER2陽性やトリプルネガティブ型に多い傾向。 |
🔍 特記事項
- サブタイプ(例:ホルモン受容体陽性、HER2陽性、トリプルネガティブ)によって転移しやすい部位が異なります。
- ホルモン受容体陽性:骨転移が多い。
- HER2陽性型:肝転移や脳転移がやや多い。
- トリプルネガティブ型:肺や脳への転移が起こりやすい。
- 多くの場合、最初に転移が見つかるのは骨です。
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