基礎知識編
乳がんは、乳房の中にある乳腺にできるがんです。乳腺は、母乳をつくり、乳頭まで運ぶ働きをする組織で、ここにある細胞が何らかの原因で異常に増殖してできるのが乳がんです。
👩⚕️ 乳がんの主なタイプ
乳がんにはいくつか種類がありますが、主に次のように分類されます。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 非浸潤性乳がん | がんが乳管内にとどまっていて、周囲の組織に広がっていない |
| 浸潤性乳がん | がんが乳管や小葉の外に広がり、リンパ節や他の臓器に転移する可能性がある |
🎯 リスク要因（なりやすい人の特徴）
乳がんになるリスクは以下のような要因と関係があります：
- 40歳以上の女性（特に日本人では50代が多い）
- 家族に乳がんの人がいる
- 初潮が早い・閉経が遅い
- 出産経験がない、または初産が30歳以上
- 長期間のホルモン治療
- 飲酒・肥満・運動不足 などの生活習慣
🚨 主な症状
早期の乳がんでは症状がまったくないことも多いです。でも、以下のような変化があると要注意です！
- 乳房のしこり
- 乳頭からの分泌物（血が混じることも）
- 乳房の皮膚のひきつれ、赤み、ただれ
- 脇の下のしこり（リンパ節の腫れ）
🧪 検査と診断方法
乳がんの検査には以下のようなものがあります。
- マンモグラフィー（乳房X線撮影）
- 乳腺超音波（エコー）
- MRI
- 細胞診・針生検（組織を一部取ってがんかどうか確認）
🎗 治療法
治療法はがんのタイプや進行度により異なります。
| 治療法 | 内容 |
|---|---|
| 手術 | がんを取り除く（乳房温存術 or 全摘） |
| 放射線治療 | 手術後の再発予防に |
| 抗がん剤（化学療法） | 再発防止や進行がんの治療に |
| ホルモン療法 | ホルモンに反応するタイプの乳がんに有効 |
| 分子標的治療 | HER2陽性乳がんなどに使われる最新の治療薬 |
🩷 乳がんは早期発見がカギ！
乳がんは早期に見つかれば高い確率で治る病気です。だからこそ、定期的な**乳がん検診（マンモグラフィーなど）**がとても大切です。
ご希望があれば、検診の受け方や自己チェックの方法についてもご紹介できますよ✨
他にも「家族に乳がん経験者がいて心配…」というような個別のご相談にも対応できますので、気軽に聞いてくださいね。
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